アローラ!こにぴーと申します。
わずかに過去の自分に勝ったため、記事にしておこうと思います。
また、9/28に行われた九州大学ポケモンサークル、きゅーぽけ主催のオフラインイベント、「きゅーぽけ夏の陣2024」にて、参加者24人と小規模ではありますが、運よく優勝することができましたので、そのことについても少し書いておこうかなと思います。
拙い文章ですが、目を通していただけると幸いです。
ⅰ)構築経緯
(以下常体)
レギュHの特徴は、
・選出画面で得られる情報が少ないこと
・準伝説、パラドックスの出禁により種族値のインフレが抑えられ、崩しが難しくなったこと
であると考えた。
また、「×××=∞」が成り立っており、相手に合わせて選出するような構築は想定しなければならないことが多く、上級者向けであると感じた。
そこで、積みエースによる一方的な破壊が可能で、実質HPを2倍にできる壁展開を使用することとした。
壁要員の「Aキュウコン」は確定。
次に、壁下の積みエースとして、攻めのテラスタルが上手く使えるポケモンを選択したい。そこで脳筋一致テラスが強い「飛テラバカイリュー」と「ドドゲザン」を採用。
対カイリューで必須級であるステロを撒けるポケモンとして「ブリジュラス」を採用。
ここまでで物理に寄っているため、特殊で殴るポケモンかつ、苦手なミミッキュやガブリアスに対してお茶を濁せる「HB赫月ガチグマ」を採用。
ラストにここまでのポケモンできついママングライや雨パ、サイコパに対して雰囲気やれる「マスカーニャ」を採用して、構築を完成とした。
ⅱ)個体紹介
Aキュウコン
キュウコン(アローラ) @ ひかりのねんど
テラスタイプ: ほのお
特性: ゆきふらし
性格: おくびょう
179(244)-78-96(4)-102(4)-121(4)-177(252)
ムーンフォース / オーロラベール / ミストフィールド / アンコール
S:ミラー意識で最速
しざよさんの動画の調整を参考にした。
きゅーぽけオフでも何度かAキュウコン入り壁構築に遭遇しているが、その全てで上を取っていた。
自分ムーンフォース→相手オーロラベール→自分アンコールの動きでAキュウコンにアンコールさせない。
エースのカイリューとドドゲザンはそれぞれ無効タイプを持っているため、そのタイプの技でアンコールするだけで1ターンもらえるのはかなり嬉しい。
具体的には初手のブリジュラスがガチグマの大地の力で倒されたときにアンコールから入って2ターン目で壁を貼るなど。
ミストフィールドはエースがドドゲザンの時に鬼火や欠伸をシャットアウトするために採用。ガチグマは勿論、ウルガモスの炎の体やポリゴン2のトライアタックなどで状態異常にならないのが何気にありがたい。
カイリュー
カイリュー @ ラムのみ
テラスタイプ: ひこう
特性: マルチスケイル
性格: いじっぱり
191(196)-177(52)-116(4)-108-121(4)-132(252)
テラバースト / じしん / りゅうのまい / はねやすめ
あいまるさんがシーズン序盤に配信で使用していた型をそのまま拝借。
壁により、ステロを踏んだとしても実質マルチスケイルが生きたままなのが強い。
準速であるため大概のカイリューより速く、最低限同速勝負までは持っていけるのも偉い。
ラムの実を持つことでHBガチグマの欠伸等にも強気にテラバを押していける。
Aキュウコン・ブリジュラス・カイリューと、赫月ガチグマに対して強いポケモンを多く採用しているが、ガチグマの汎用性が高すぎて無限に選出される。環境トップを起点にできたのが今回勝てた大きな要素だと思う。
オオニューラのフェイタルクローによるフラストレーションも溜まらないため、精神衛生上とても良いポケモンだった。
ドドゲザン
ドドゲザン @ くろいメガネ
テラスタイプ: あく
特性: そうだいしょう
性格: いじっぱり
191(124)-200(212)-142(12)-72-106(4)-90(156)
ドゲザン / アイアンヘッド / ふいうち / つるぎのまい
S:無振りアーマーガア+3
レギュA時代の兎に角ぴりかさんの調整を拝借。この型一生使ってる気がする。
後述するブリジュラスの電磁波と相性がいい。アンコールが多い環境で低速積みアタッカーは動かしづらいのだが、ブリジュラスの電磁波ステロと組み合わせることで自然と上を取れ、不意打ちで縛れる範囲も広がるため、余計な択を減らせる。
ブリジュラス、赫月ガチグマの台頭で格闘技が増え、ドドゲザンは巻き添えを食らう形で数を減らしていたのだが、壁+悪テラスによって等倍にまで抑えられる。
対カイリューはけたぐりとアンコールに対して不意打ちとドゲザンの択になってしまうのだが、ステロを撒いた状態でなら後出しカイリューに合わせて剣舞せずに悪テラスドゲザンを押すことで突破したりしていた。
(総大将で×1.1の悪テラスドゲザン→H実数値197のカイリューをステロ込みで15/16)
ブリジュラス
ブリジュラス @ オボンのみ
テラスタイプ: ひこう
特性: じきゅうりょく
性格: しんちょう
197(252)-125-152(12)-130-127(244)-105
ボディプレス / ドラゴンテール / ステルスロック / でんじは
HD:特化赫月ガチグマの大地の力確定耐え(83.3-98.5%)
(大地の力+真空波→オボン込みで86.72%で耐える)
こちらもカイリュー同様あいまるさんの構築を拝借。
ついでのように眼鏡ブリジュラスの竜星群を耐えてくれるため、対ブリジュラスは相手がどんな型でも初手電磁波から入ることで、次のターン上からステロorドラテを打つことができ、最低限の仕事をこなせる。
勿論麻痺バグも狙えるため、90%さえ乗り越えればかなり安定する立ち回りである。
選出率はおそらく1位。このポケモンでテンポを取れた試合はまず負けない。
多くの場合電磁波がアイアンヘッドやラスターカノンになっているが、麻痺による素早さ半減がドドゲザンにとって嬉しすぎる。対ミミッキュでは電磁波しかできないが、それでもエースがミミッキュを抜けるようになるため、電磁波を採用した。
動きが確立していたのは対赫月ガチグマと対ブリジュラス
赫月ガチグマ:初手ステロ→ボディプレスで退場
ブリジュラス:初手電磁波→(ドドゲザンを選出時)ステロ or (カイリューを選出時)ドラテ
ガチグマ
ガチグマ(赫月) @ たべのこし
テラスタイプ: フェアリー
特性: しんがん
性格: ずぶとい
220(252)-81-187(236)-156(4)-86(4)-74(12)
ブラッドムーン / だいちのちから / あくび / つきのひかり
雑に強いポケモン。負けが込んだ時は壁ではなくガチグマの欠伸展開を少し意識してみることでかなり勝率が戻ったりする。
そのくらい単体スペックがぶっ壊れているポケモン。1匹で相手を半壊させられる。
エースで全抜きする動きが取りづらい構築や、炎ケンタロス入りに対して妖テラスを駆使して物理受けを行うのが主な仕事。
カイリューがいない構築でミミッキュやガブリアスがいる構築には、雪・壁ターン調節のためのクッション兼エース圏内に入れる削りを担当してもらった。そのままガチグマで数的有利を取って降参をもらえる試合もいくつかあり、エースが霞むほどの働きをしてくれた。
マスカーニャ
マスカーニャ @ きあいのタスキ
テラスタイプ: くさ
特性: しんりょく
性格: いじっぱり
151-178(252)-90-90-91(4)-175(252)
トリックフラワー / はたきおとす / ちょうはつ / どくびし
ASぶっぱ
対ママングライに雰囲気抗える。グライオン対面で挑発やどくびしでテンポを取り、叩きトリックフラワーである程度ダメージを入れた状態でエースにつなぐ。
トリプルアクセルを意識してグライオンが鋼テラスを切ってくれるパターンも多く、初手で投げるだけでかなりプランニングしやすくなる。
ママンボウからサイクルを崩していくことを意識して、グライオンはラムカイリューで倒すイメージ。
また、雨構築の初手に投げられるステロブリジュラスに対して挑発から入ることでステロを防ぐことができる。
イエニューラに対してはイエッサンのワイドフォースに合わせて後投げし、叩き落とすを押す。サイコシードオオニューラで受けられた場合も、叩き落とす+トリックフラワー+深緑トリックフラワーでH振りオオニューラを落とせるため、剣の舞で起点にしようとする動きを咎めることができる。
選出率としては最下位であったものの、選出したときの活躍は頼もしかった。
ⅲ)結果
きゅーぽけオフ優勝(予選3-2,決勝トーナメント3勝)
最高最終R1915(9/30.23:15)
ⅳ)重いポケモン
・浮いてる鋼タイプ(アーマーガア、エアームド、風船デカヌチャン)
・オオニューラ(特に猫騙し持ち襷)
この辺は相手にいた時点でかなり負け。アシレーヌ等の水タイプや、特殊高打点をうまく組み込みたかったが時間が足らなかった。自分の中でしっくりくるアシレーヌやウルガモスを見つけたいと思う。来シーズンへの課題。
ⅴ)選出
・スタン→ブリジュラス+Aキュウコン+カイリューorドドゲザン
・カイリューがいない時→ガチグマ+Aキュウコン+カイリューorドドゲザン
・壁の通りが悪そうな時→ブリジュラス+ガチグマ+カイリューorドドゲザン
・サイコパ→マスカーニャ+カイリュー+ブリジュラスorドドゲザン
カイリューとドドゲザンの使い分けに関してはかなり曖昧。
ⅵ)感想
きゅーぽけオフの話から。
まずは僕と関わってくださった皆さん、ありがとうございました!
この構築はオフの前日に30分で考えた構築だったため、正直なんの手ごたえもなかった。対スタンだけは考えていたものの、壁ミラーに対しての動きを全く考えていなかったり、壁を通せない相手に対しての選出がまとまってなかったりと、完成度がかなり低い状態で挑んだ。
良いところで麻痺を引いたり、雨パに当たらなかったたりと、かなり運が良かった。
(↓賞状と優勝賞品のお菓子をもらってはしゃぐヌメルゴン)
この優勝でポケモンの熱が一気に上昇。絶対にR1900に乗せるという覚悟で、29,30日はポケモンのことだけを考えていた。
険しい道のりだったと思う。壁構築を使うと勝ち確盤面で急所に当たって負けた試合があまりにもメンタルに来る。R1800を割る時間帯はメンタルが折れかけた。それでも戦い続けて、なんとかギリギリ滑り込んだ。
これだけ本気でポケモンに取り組んだのは大学受験以降初、いや人生初であろう。
やはり何事も本気で取り組むと楽しい。この達成感は本気じゃないと味わえない。
まだまだレートも順位も上には遥かに及ばない。それでも、1歩ずつ成長している自分を褒めようと思う。次はR1900に乗せてから2勝が目標。その次はR1950。そう考えると、あと5回記事を書けばR2000に届く。
それまではポケモンを好きであり続けようと思う。
(以下敬体)
ここまで読んでくださりありがとうございました!
少しでも皆さんのモチベーション向上に繋がればと思い、4桁でも記事を書いています。欠陥構築&他人が作ったポケモンのキメラなため、参考になる点は少なかったと思いますが、これからもマイペースに頑張ろうと思います。
では、次の記事でお会いしましょう!ベストウィッシュ!
ⅶ)参考資料
・Aキュウコンを参考にしたしざよさんの動画
・ドドゲザンを参考にした兎に角ぴりかさんの動画
・カイリュー、ブリジュラスを参考にしたあいまるさんの配信
・僕のtwitter…こにぴー(@konipixie_524)さん / X