お久しぶりです。こにぴーと申すものです。S18お疲れさまでした。結果は振るわなかったですが、備忘録としてこの記事を書こうと思います。拙い文章ですが、最後まで読んでくださると幸いです。雑な前書きですが、本題に移ろうと思います。
Ⅰ)構築経緯
(以下常体)
伝説環境の初めのシーズンということで、参考資料がほぼ0の状態からスタート。単純に使いたい伝説を使おうということで黒バドを選択した。
黒バドを使う上で絶対に避けられないのが4災(主にディンルー)とブーストハバタクカミ。このポケモンたちへの対策をしつつ黒バドのパワーを引き出せるポケモンとしてレギュFに兎に角ぴりかさんが結果を出されたイエッサン♂+オオニューラの並びを用いることにし、「イエッサン+黒バド+オオニューラ」を基本選出として、裏の3匹を決めていった。
オオニューラは強力なポケモンで、ディンルーに対してかなり強く出れるが、裏まで貫くためにはイエッサンとセットで投げる必要があること、剣の舞を積む必要があることを考え、もう1匹ディンルーに戦えるポケモンを置きたいとなり、水ウーラオスを採用した。
これでもまだ黒バドに崩されかねないのと、イエッサンとミライドンとのフィールドの取り合いがかなり苦しいので、ディンルーを採用。イエニューラが投げれない時の選出として「水ウーラオス+黒バド+ディンルー」を確立させた。
最後の1枠はずっと無難にパオジアンやハバタクカミ、受けに強いグライオンなどを入れていたが、中盤から流行していたゴリランダーにあまりにも弱かったので、ハッサムを採用。しかし結果が出ず諦めがついてからマイナーが使いたくなってきたのでタルップルを採用した。タルップル好きなんよ。
Ⅱ)個体紹介
・イエッサン
イエッサン(♂) @ グランドコート
テラスタイプ: フェアリー
特性: サイコメイカー
性格: おくびょう
167(252)-76-93(140)-125-115-143(116)
ワイドフォース / マジカルシャイン / いやしのねがい / アンコール
HB…晴れ下陽気コライドンの蜻蛉返り最高乱数以外耐え
残りS
起点作成ポケモン。初手コライドン対面蜻蛉返りからパオジアン着地の動きをよくされたので、そのとんぼ返りで鉢巻か否かを判別できるようHBに振った。Sは最低でも無振りルギアの130は抜いておきたいところ。準速ランドロスと同速なのは少し嫌だが、1つ落とすとステータスが2下がる11nなのと、現環境のランドロスは意地っ張りなら耐久調整してるやろ読みで甘えた。基本的にはアンコールするポケモン。裏のポケモンを無償降臨するタイミングを作る。ちなみに色違い個体をサークルの先輩からいただいた。ありがとうございます。結果残せなくて申し訳ないです。
・黒バドレックス
バドレックス(黒馬) @ きあいのタスキ
テラスタイプ: フェアリー
特性: じんばいったい
性格: おくびょう
176(4)-94-100-217(252)-120-222(252)
アストラルビット / ドレインキッス / ワイドフォース / わるだくみ
ただのCSぶっぱ。Hが4nでキモい。基本的にはワイドフォースを打ちたいポケモンで、バドをガチグマでみる選出をしてる相手や、チョッキを持っていないホウオウが倒せるのが爽快。特にいうことがないレベルで誰が使っても強いポケモンだった。
・オオニューラ
オオニューラ @ サイコシード
テラスタイプ: ひこう
特性: かるわざ
性格: いじっぱり
170(116)-198(236)-85(36)-54-101(4)-155(116)
フェイタルクロー / インファイト / アクロバット / つるぎのまい
S…軽業発動で最速ブーストツツミ抜き
HD…黒バドのアストラルビット最高乱数以外耐え
兎に角ぴりかさんの調整をそのまま使った。振り方によってはスカーフ黒バドまで抜けるが、あまりにも耐久がなさ過ぎたので却下となった。サイコフィールドがあれば様々なポケモンの前で剣舞を積めるので耐久はこれがベースになると思う。黒バド+ディンルー+ドヒドイデを1匹で倒せてしまうほどの強さというと強そう。下にぴりかさんの構築記事を貼っておく。
・タルップル
タルップル @ ゴツゴツメット
テラスタイプ: フェアリー
特性: あついしぼう
性格: のんき
217(252)-105-145(252)-120-100-45
ボディプレス / やどりぎのタネ / てっぺき / じこさいせい
HBぶっぱ。対白バドを主に意識して採用した。フェアリーテラスを切った状態だと意地っ張りブリザードランスが26.3-30.9%という驚愕の硬さ。やどみが型がきついので流行らないでほしい。また、ゴツゴツメットを持たせることで対水ウーラオスや対ゴリランダーでその効果を発揮してくれた。黒バド+ゴツメは剣盾のころから強い。
・水ウーラオス
ウーラオス(連撃) @ こだわりスカーフ
テラスタイプ: みず
特性: ふかしのこぶし
性格: ようき
175-182(252)-121(4)-74-80-163(252)
すいりゅうれんだ / インファイト / アイススピナー / とんぼがえり
ASぶっぱ。黒バドとの範囲補完がとてもよく、このポケモンでうまくテンポを取りながら黒バドを通すような流れを意識した。水流連打、インファ、蜻蛉返りまでは確定で、ラスト1はミライドンやゴリランダーの後出しのタイミングでフィールドをはがしながら弱点をつけるアイススピナーにした。押した回数こそ少ないが、対ミライドン軸では初手水ウーラVSパオジアンになる回数が多かったので、その時は勇気をもってアイススピナーを押していた。
・ディンルー
ディンルー @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: でんき
特性: わざわいのうつわ
性格: いじっぱり
247(132)-160(124)-145-67-132(252)-65
じしん / カタストロフィ / ヘビーボンバー / テラバースト
HD…エレキフィールド下眼鏡ミライドンの流星群確定3発
A…余り
振り方正しいかわからん。H4D252+でも同等の耐久ラインとなるため、それでもよかったのか。でもA実数値が2しか変わらないので、それなら物理耐久まで上がる意地っ張りH振りの今の振り方のほうが強そう。ディンルー初めて触ったが、強すぎる。努力値の振り方によって全然違うポケモンになるのがすごすぎる。ただそのせいで努力値を無駄にしてないかがめちゃくちゃ心配になる。一応性格補正は性格補正がないと届かないラインまで上げない限り、種族の最も高いところにかけると効率がいいとされてる。このポケモンはA>Dなのでおそらく意地っ張りが正解だと思う。
Ⅲ)本題
ここまでは正直どうでもいい。結果が出なかったシーズンはどうして結果が出なかったのかを考えるのが一番大切である。
敗因としては、「テンプレートな軸選びをしていないこと」にあると考えている。レギュAの頃、ペリッパー+フローゼルの雨パを2か月間使っていた。そこで気づいたのは、僕は強いポケモンを使わないと勝てないし、上位でポケモンをすることさえ許されないということである。過去の記事で「初心者から中級者へ、今の僕に足りないもの」というのがある。この記事はs2が終わり受験まで1年を切ったタイミングで書いた、自分はポケモンにたくさんの時間を費やしてきたが、それでも自分は初心者レベルであるということを自分に言い聞かせる文章である。ペリフロなんかを使ったところで成長できないと気づき、受験勉強モードに入る前に絶対にそれなりの結果を出すと誓った。
その翌シーズンのレギュBs3で人生初のR1900を達成した。その時の構築が「カイリュー+ヘイラッシャ+ジバコイル」で、使用率は2,9,23位である。王道のサイクル構築であり、当時強かったセグレイブ+ハバタクカミ+ヘイラッシャに強い基本選出を確立できとこと、機械的に選出、プレイングができたことがR1900を超えれた要因だと思う。
今回は「イエッサン+黒バド+オオニューラ」のレギュAのころと同じギミック系の基本選出だったため、結果も振るわなかったように思う。勝率が悪くなかったミライドン軸に対しては「水ウーラオス+ディンルー+黒バド」と選出しており、レギュBの頃に似た強いポケモンの攻めサイクルの並びを作れた。
さて、僕には何人か好きなポケモン強者がいる。その中の1人で、めろさんという方がいる。めろさんの記事は理路整然としており、いつも僕にない思考を教えてくれる。絶対に月初め1発目に読むと決めている(激重感情)。今月の記事「不完全性定理」(記事名かっこよすぎる)では、SVでの定数ダメージの強さから構築をスタートしている。そして、この文章で一番刺さったのは、
・コンセプトの崩壊
「受け」て勝つ構築を目指した。
最終日での変更点、メタモン、球パオジアン、ハチマキ水ラオス。
コンセプトが崩壊しているにも程がある。
シーズン通して「受ける」ことを考えてきた。結果は?白バドとドオー以外全て受けコマではない。
思考の矛盾が発生している。試合ごとに「勝ちの理由」がつけづらい。
前提条件が不完全で曖昧であれば、論理的に結論も不完全で曖昧となる。
という部分だ。めろさんとってポケモンは芸術であり学問である。そして構築記事は個展であり論文なのだ。自身の1か月を費やした構築にはポケモンとの向き合い方、思考が反映される必要があり、その構築で勝つことに再現性がなくてはならない。コンセプトからずれると自分がみている景色(環境考察)は反映されないし、勝ちの理由がつけられなければ再現性を高めることは不可能である。いち理系(大学1年)の端くれとして、前提の大事さと再現性の重要性は痛いほど分かる。足元がぐらつくと結論は価値を失う。それに気づかないと時間も労力も浪費してしまう。それが今までの僕だ。ポケモンに約2000時間かけてきたが、結果が出たシーズン以外僕はただ時間を浪費していたのだ。この前提が崩壊したのがレギュAである。レギュGの残り3か月、本記事と似た記事を書かないように、真剣にポケモンと向き合っていきたい。
とは言いつつも6月末は人生初のポケサー交流会があるのでそのルールの構築づくりも頑張りたい。その前にたくさんの人と交流したいので、まずは陰キャ脱却から頑張る。
(以下敬体)
それではここまで読んでいただきありがとうございました。ポケモンサークルとかいう神サークルに入って、ポケモンのモチベーションめっちゃ高いです。レギュGの3か月で結果出したいので、ポケモン頑張ります。それでは、ベストウィッシュ!
Ⅳ)参考記事、リンク
・イエニューラの教科書
【S14 最終14位】ぴりか式イエカシラオオニューラ【ポケモンSVシングル】 - VTuber兎に角ぴりかの構築置き場 (hatenablog.com)
・めろさんの構築記事
【SV S18使用構築】不完全性定理 - 華氏451度 (hatenablog.com)